本日は2022年7月13日です。

きょうもお読みくださりありがとうございます。

6月30日に日本各地の神社で

「茅の輪(ちのわ)くぐり」が

行われます。

よく考えると不思議な行事だぁと思い

どういうものなのか

取材いたしました。

YouTubeダイジェスト

新型コロナの影響でひさびさの開催。

地域の人が大勢参加する

「全員参加型神事」です。

布を引き裂きます。

神社によっては

「裂布(れっぷ)の儀」と

いったりもするそうです。

裂く数が決まっていて

「八つ」に裂くんです。

8枚に裂かれた布は

唐櫃へ入れられます。

唐櫃(からひつ)も茅の輪をくぐります。

なぜ6月30日かというと・・・(曜日は関係ない)

1年の半分だからです。

お正月から、ちょうど半分だからです。

これから暑い夏を迎えます。

お正月までの半年

無事でいられますようにと

「穢れ(けがれ)」を祓うのです。

穢れ(けがれ)を祓うのにかかせないのが、これ。

大祓人形(おおはらえのひとがた)です。

名前を書いて、体をさすります。

人形へ「穢れ」を移すわけですね。

神職さんが右手に持っているのが

みなさんからの「人形」の束です。

唐櫃へ入れられます。

全員参加型神事ですので、誰でも参加できますよ。

毎年15時から行われているようなので

よかったら6月30日の15時に来てみてください。

祝詞(のりと)ですね。

なにが書かれているのでしょうか。

特別に見せていただきました。

祝詞のなかでも「大祓詞」は

一番有名な祝詞になります。

「大祓詞」は知れば知るほど、一言では言えない・・・ものなんです。

日本の歴史、神話をもりこみながら

祈り、願いなどを織り込んだ

壮大な世界観で書かれています。

手軽に「大祓詞」の世界を知りたい!

なんとアニメがあるんです

日本の神話の入門編にもなるかと思います。

漢字だと「瀬織津比売(せおりつひめ)」

漢字ですと、とっつきにくいのが

日本神話の難点ですね。。。

この茅の輪(ちのわ)

どうやって作るか知っていますか?

作る現場へついていってみましょう!

特別な植物なんでしょうか。。。

材料はなんと雑草。

しなやかで強いのがチガヤです。

「葦(よし)」や「ススキ」じゃダメなんです。

みんなで力を合わせて刈ります。

草刈り機で刈るのですから

いろんな雑草が混ざっています。

手作業で仕分けるんです。

気の遠くなるような根気のいる作業。

地域の人の協力で茅の輪は作られます。

さあ、丸く仕上げますよ。

昔の人はテマヒマを惜しまず

茅の輪を作ったんですね。

茅の輪をくぐる時の呪文です。

どういう意味なんでしょうか??

実は人の名前なんです。

蘇民将来さんという心優しい方の名前です。

さびん
詳しく知りたい方は
ネコさんのお話をどうぞ
むかしむかし
神さまが宿を探していたにゃ。

すると神さまが泊めてもらえそうな家を発見。
大きな家で金持ちでの弟「古旦将来(こたんしょうらい)」は断ったにゃ。
小さな家で貧乏な兄「蘇民将来(そみんしょうらい)」は神さまをこころよく泊めてあげたにゃ。
すると後日 神さまが
「小さな茅の輪を腰につければ疫病から守る」といったにゃ。

すると、蘇民将来の家族は、ほんとうに病気から助かったにゃ。
という話にゃ。
さびん
ちなみにこの宿を借りにきた神さまは
スサノオです

唐櫃は神社を流れる「宮川」へ

いまは「ゴミ問題」になるので

実際に川に流したりしませんが

川に流す所作をします。

川に「穢れ」を流すというのは

大祓詞に書かれていることです。

あのアニメショーンは?

小國神社さんのホームページでいつでも見られるものです。

動画内での使用に関しては許可を頂いています。

日本でも貴重な

「大祓詞(おおはらえのことば)」の

世界を視覚化した力作です。

それではきょうはこのへんで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あすも良い日でありますように!

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